2017年のノーベル文学賞に長崎県生まれの英国人小説家カズオ・イシグロ氏が決まりました。
同じ日本人として誇らしいですね。
素直にイシグロ氏に拍手を送りたいと思います。
[ストックホルム 5日 ロイター] - スウェーデン・アカデミーは5日、2017年のノーベル文学賞を長崎県生まれの英国人小説家カズオ・イシグロ氏(62)に授与すると発表した。
受賞理由で「世界とつながっているという幻想的な感覚にひそむ深淵」を明らかにしたと評価した。
代表作の「日の名残り」で、世界的に権威ある文学賞の一つである英国ブッカー賞を受賞。「わたしを離さないで」は映画化された。
長年有力視されている日本の作家、村上春樹氏は受賞を逃した。
(ロイター 2017.10.5 20:22配信)
さて、今年も村上春樹氏の受賞はありませんでした。
実は、イシグロ氏でよかったと、ブログ主は内心ホッとしました。
なぜなら、今年2月に出版された14作目の小説『騎士団長殺し』の第2部 遷ろうメタファー編にこんなくだりがあるからです。
「そうです。いわゆる南京虐殺事件です。日本軍が激しい戦闘の末に南京市内を占領し、そこで大量の殺人がおこなわれました。戦闘に関連した殺人があり、戦闘が終わったあとの殺人がありました。日本軍には捕虜を管理する余裕がなかったので、降伏した兵隊や市民の大方を殺害してしまいました。正確に何人が殺害されたか、細部については歴史学者のあいだにも異論がありますが、とにかくおびただしい数の市民が戦闘の巻き添えになって殺されたことは、打ち消しがたい事実です。中国人死者の数を四十万人というものもいれば、十万人というものもいます。しかし四十万人と十万人の違いはいったいどこにあるのでしょう?」
小説の中で、これはないでしょう。
いわゆる「南京大虐殺」が「史実」のように定着したのは、本多勝一『中国の旅』(朝日新聞社、1972年)、笠原十九司『南京事件』(岩波新書、1997年)、アイリス・チャン『ザ・レイプ・オブ・南京』(ペンギン・ブックス、1997年)などによります。
この中の一人、本多勝一氏は当時、朝日新聞のスター記者であり、事実とはかけ離れた「南京大虐殺30万人説」を流布させた人物です。
ここでもまた朝日です(「慰安婦の虚偽報道でお馴染みの」朝日新聞というべきでしょうか)。
1971年にこの朝日紙上で連載した『中国の旅』で本多勝一氏はこう書いています。
〈歴史上まれに見る惨劇が翌年二月上旬まで二カ月ほどつづけられ、約三十万人が殺された〉
30万人ですよ、30万人。
ですが、当時の南京市の人口は20万人に満たなかったといいます。
ですから、30万人の虐殺はそもそもありえません。
南京戦後にはむしろ人口が増加したといいますから、とんでもないでっち上げですね。
「南京事件」の総括 (小学館文庫、田中 正明著)などに詳しいのですが、他にも、国際委員会の被害報告や中国軍軍事報告に大量殺戮の記録がない、欧米メディアが滞在していたが虐殺に関する報道や抗議がない、「11万人埋葬」は不可能で目撃者もいない…など、虐殺を否定する論拠はいくつもあります。
この本多勝一氏に対してブログ主は私的な恨みがあります。
なぜなら、学生時代に朝日新聞出版が出していた朝日文庫に「本多勝一シリーズ」というのがあったのですが、そのほとんどを読んでいました。
そのシリーズの中には当然『中国の旅』も入っており、南京大虐殺は事実と思い込んでいたのですが、それがまさか、中国共産党の案内で取材し、裏付けもなく執筆したものとは思ってもみませんでした。
本多勝一氏の影響で、石原慎太郎・元都知事や「日本人とユダヤ人」の著者・山本七平氏、ベストセラー「知的生活の方法」などで知られる保守派の論客で上智大名誉教授、渡部昇一氏などを嫌うことにもなりました。
のちに180度モノの見方が変わり、本多勝一の「敵」は、実は保守と呼ばれる人々とわかったわけです。
2001年の日本共産党の集会に本多勝一氏は来賓として挨拶し、政党選択としては日本共産党を応援するしかないと述べていることでも、政治的スタンスがどこにあるか、よくわかりますね。
こんな人物の言うことを真に受けていたとは…本多勝一や朝日新聞には恨みしかありません。
石原慎太郎氏も「昔、本多勝一ってバカがいたんだよ、『朝日新聞』の。結局彼は最後に修正したけどね。あんな南京占領の間に40万人を殺せるわけはないんだ」
石原氏特有の荒っぽい物言いですが、心情的にはブログ主も似たようなものです。
話を戻します。
村上春樹氏は、韓国人慰安婦の妄想、虚言で日本を貶めた、吉田清治氏ともはや同列でしょうか。
『騎士団長殺し』が出版された当時の作家・百田尚樹氏のツイッターを載せておきましょう。
村上春樹氏の新刊『騎士団長殺し』の中に、「日本軍は南京で大虐殺をした」という文章があるらしい。
これでまた彼の本は中国でベストセラーになるね。
中国は日本の誇る大作家も「南京大虐殺」を認めているということを世界に広めるためにも、村上氏にノーベル賞を取らせようと応援するかもしれない。
僕も小説の中で、「日本軍は南京大虐殺をした!」と書けば、中国で本が売れるようになるかな。
って、印税ごときで国を売れるか!!
三文作家だが、僕は日本人だ。
日本が好きか、日本が嫌いか。
日本人の心を持っているか、持っていないか。
違いは、ここですね。
村上春樹氏はおそらく日本が嫌いでしょうね。
ノーベル文学賞を受賞したイシグロ氏のインタビューの声を載せておきます。

「予期せぬニュースで驚いています。
日本語を話す日本人の両親のもとで育ったので、両親の目を通して世界を見つめていました。
私の一部は日本人なのです。
私がこれまで書いてきたテーマがささやかでも、この不確かな時代に少しでも役に立てればいいなと思います」
(カズオ・イシグロ氏)
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同じ日本人として誇らしいですね。
素直にイシグロ氏に拍手を送りたいと思います。
[ストックホルム 5日 ロイター] - スウェーデン・アカデミーは5日、2017年のノーベル文学賞を長崎県生まれの英国人小説家カズオ・イシグロ氏(62)に授与すると発表した。
受賞理由で「世界とつながっているという幻想的な感覚にひそむ深淵」を明らかにしたと評価した。
代表作の「日の名残り」で、世界的に権威ある文学賞の一つである英国ブッカー賞を受賞。「わたしを離さないで」は映画化された。
長年有力視されている日本の作家、村上春樹氏は受賞を逃した。
(ロイター 2017.10.5 20:22配信)
さて、今年も村上春樹氏の受賞はありませんでした。
実は、イシグロ氏でよかったと、ブログ主は内心ホッとしました。
なぜなら、今年2月に出版された14作目の小説『騎士団長殺し』の第2部 遷ろうメタファー編にこんなくだりがあるからです。
「そうです。いわゆる南京虐殺事件です。日本軍が激しい戦闘の末に南京市内を占領し、そこで大量の殺人がおこなわれました。戦闘に関連した殺人があり、戦闘が終わったあとの殺人がありました。日本軍には捕虜を管理する余裕がなかったので、降伏した兵隊や市民の大方を殺害してしまいました。正確に何人が殺害されたか、細部については歴史学者のあいだにも異論がありますが、とにかくおびただしい数の市民が戦闘の巻き添えになって殺されたことは、打ち消しがたい事実です。中国人死者の数を四十万人というものもいれば、十万人というものもいます。しかし四十万人と十万人の違いはいったいどこにあるのでしょう?」
小説の中で、これはないでしょう。
いわゆる「南京大虐殺」が「史実」のように定着したのは、本多勝一『中国の旅』(朝日新聞社、1972年)、笠原十九司『南京事件』(岩波新書、1997年)、アイリス・チャン『ザ・レイプ・オブ・南京』(ペンギン・ブックス、1997年)などによります。
この中の一人、本多勝一氏は当時、朝日新聞のスター記者であり、事実とはかけ離れた「南京大虐殺30万人説」を流布させた人物です。
ここでもまた朝日です(「慰安婦の虚偽報道でお馴染みの」朝日新聞というべきでしょうか)。
1971年にこの朝日紙上で連載した『中国の旅』で本多勝一氏はこう書いています。
〈歴史上まれに見る惨劇が翌年二月上旬まで二カ月ほどつづけられ、約三十万人が殺された〉
30万人ですよ、30万人。
ですが、当時の南京市の人口は20万人に満たなかったといいます。
ですから、30万人の虐殺はそもそもありえません。
南京戦後にはむしろ人口が増加したといいますから、とんでもないでっち上げですね。
「南京事件」の総括 (小学館文庫、田中 正明著)などに詳しいのですが、他にも、国際委員会の被害報告や中国軍軍事報告に大量殺戮の記録がない、欧米メディアが滞在していたが虐殺に関する報道や抗議がない、「11万人埋葬」は不可能で目撃者もいない…など、虐殺を否定する論拠はいくつもあります。
この本多勝一氏に対してブログ主は私的な恨みがあります。
なぜなら、学生時代に朝日新聞出版が出していた朝日文庫に「本多勝一シリーズ」というのがあったのですが、そのほとんどを読んでいました。
そのシリーズの中には当然『中国の旅』も入っており、南京大虐殺は事実と思い込んでいたのですが、それがまさか、中国共産党の案内で取材し、裏付けもなく執筆したものとは思ってもみませんでした。
本多勝一氏の影響で、石原慎太郎・元都知事や「日本人とユダヤ人」の著者・山本七平氏、ベストセラー「知的生活の方法」などで知られる保守派の論客で上智大名誉教授、渡部昇一氏などを嫌うことにもなりました。
のちに180度モノの見方が変わり、本多勝一の「敵」は、実は保守と呼ばれる人々とわかったわけです。
2001年の日本共産党の集会に本多勝一氏は来賓として挨拶し、政党選択としては日本共産党を応援するしかないと述べていることでも、政治的スタンスがどこにあるか、よくわかりますね。
こんな人物の言うことを真に受けていたとは…本多勝一や朝日新聞には恨みしかありません。
石原慎太郎氏も「昔、本多勝一ってバカがいたんだよ、『朝日新聞』の。結局彼は最後に修正したけどね。あんな南京占領の間に40万人を殺せるわけはないんだ」
石原氏特有の荒っぽい物言いですが、心情的にはブログ主も似たようなものです。
話を戻します。
村上春樹氏は、韓国人慰安婦の妄想、虚言で日本を貶めた、吉田清治氏ともはや同列でしょうか。
『騎士団長殺し』が出版された当時の作家・百田尚樹氏のツイッターを載せておきましょう。
村上春樹氏の新刊『騎士団長殺し』の中に、「日本軍は南京で大虐殺をした」という文章があるらしい。
これでまた彼の本は中国でベストセラーになるね。
中国は日本の誇る大作家も「南京大虐殺」を認めているということを世界に広めるためにも、村上氏にノーベル賞を取らせようと応援するかもしれない。
僕も小説の中で、「日本軍は南京大虐殺をした!」と書けば、中国で本が売れるようになるかな。
って、印税ごときで国を売れるか!!
三文作家だが、僕は日本人だ。
日本が好きか、日本が嫌いか。
日本人の心を持っているか、持っていないか。
違いは、ここですね。
村上春樹氏はおそらく日本が嫌いでしょうね。
ノーベル文学賞を受賞したイシグロ氏のインタビューの声を載せておきます。

「予期せぬニュースで驚いています。
日本語を話す日本人の両親のもとで育ったので、両親の目を通して世界を見つめていました。
私の一部は日本人なのです。
私がこれまで書いてきたテーマがささやかでも、この不確かな時代に少しでも役に立てればいいなと思います」
(カズオ・イシグロ氏)
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