安倍首相は目下の北朝鮮情勢を「国難だ」と言います。
韓国をも含めた朝鮮半島の現在の情勢をブログ主も「国難」だと理解します。
北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が暗殺された事件はまだ記憶に新しいところですが、身内の処刑は今に始まったことではありません。
金正恩の叔父さんにあたり、当時、北朝鮮の事実上ナンバー2だった張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長と、その親族の話はご存じでしょうか?
消息筋によると、張氏の親族に対する処刑は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の指示により大々的に行われ、処刑の対象者には幼い子どもも含まれた。
張氏の姉と夫の全英鎮(チョン・ヨンジン)駐キューバ大使、おいの張勇哲(チャン・ヨンチョル)駐マレーシア大使と張大使の20代の息子2人は昨年12月初めに平壌で処刑された。全大使夫妻と張大使夫妻はいずれも銃殺された。このほか、張氏の2人の兄(いずれも故人)の息子や娘、孫に至るまで直系親族は全員処刑された。
(出典 Chosun Online | 朝鮮日報)
金正恩は、叔父・張成沢氏の処刑に先立って、張成沢氏の部下であった2人の男を銃殺したのですが、このやり方がひどく残忍だったと言われています。
銃殺台のすぐ側に張成沢氏を座らせて、2人の部下に向かって戦車に搭載するような重機関銃を連射しました。
弾丸の直径は20ミリもある機関銃なので、彼らの身体は一瞬で肉片となり、それが張成沢氏に降りかかり、張成沢氏は恐怖と嫌悪感で、その場で気絶したそうです。
そのあと、張成沢氏は処刑されました。
朝鮮日報は「現場を目撃した人の話によると、機関銃の銃弾が撃ち込まれた(張成沢氏の)遺体は原形をとどめないほど損傷した」「(その場に)居合わせた人に失神者が出るほど残酷だった」という消息筋の証言を紹介しています。
金正恩の残忍で常軌を逸した行動が数多伝えられ、日本の上空を北朝鮮のミサイルが飛ぶこの事態に及んでも、反日メディアの朝日新聞は9月30日付け朝刊の社説で、安倍首相が「国難」をあおっていると批判しています。
「国難」を強調しながら、臨時国会の審議をすべて吹き飛ばし、1カ月もの期間を選挙に費やす「政治空白」を招く。まさに本末転倒である。(朝日新聞)
では、衆議院が解散されず臨時国会が仮に審議に入ったとしましょう、野党側は解散前に「森友・加計疑惑」を引き続き追求していくと宣言していました。
結局、「もり・かけ」の不毛な議論に多くの時間が空費され、「忖度」「忖度」とバカの一つ覚えのようにメディアが情報操作を繰り返す…
「政治空白」を作っているのは野党ですよ。
また、本来なら、そんな空疎な議論に疑問を呈し、公正で正確な報道をするのがメディアの使命でしょうに、朝日などの左派系各紙は安倍政権打倒のためにこれを利用し、日々、紙面を費やしてきました。

【新聞に喝!】東京が被爆都市にならないための〝決死の演説〟に刮目…でも全文紹介は産経のみ
それは「生存」を賭(か)けた凄(すさ)まじい演説だった。
衆院の解散総選挙で、政界は政治家たちによる生き残りを賭けた闘いに突入している。しかし、新聞のあり方を考えさせられたのは、むしろその前に国連でくり広げられた熾烈(しれつ)な闘いに関する報道ではなかったか。
北朝鮮の領袖(りょうしゅう)、金正恩(キムジョンウン)氏を「ロケットマン」と呼び、13歳で拉致(らち)された横田めぐみさんに言及したトランプ大統領の演説の翌日、安倍晋三首相が国連総会でおこなった演説に、私は刮目(かつもく)した。まさに日本人が生き抜く、つまり「東京が第三の被爆都市にならないため」の決死の覚悟を示した演説だったからだ。
「不拡散体制は、史上最も確信的な破壊者によって深刻な打撃を受けようとしている」「対話とは、北朝鮮にとって我々(われわれ)を欺(あざむ)き、時間を稼ぐための最良の手段だった」「北朝鮮に全ての核・弾道ミサイル計画を完全な検証可能な方法で放棄させなくてはならない」「必要なのは行動。残された時間は多くない」
1994年から続く北朝鮮の核問題の経緯を時系列にわかりやすく説明した上で、首相はそう強調した。私はこの問題の根源を思い浮かべながら演説を聴いた。
日本人の多くは、もし、金正恩氏が核弾道ミサイルの発射ボタンを押せば、「報復攻撃によって自分自身が“死”を迎え、北朝鮮という国家が地上から消滅する。だからそんなことをするはずはない」と思っている。まともな人間なら、そう考えるのは当然だ。しかし、果たして相手は「まとも」なのだろうか。
叔父を虐殺し、実の兄を殺した可能性も濃厚で、気に入らない幹部や部下、そして多くの人民を常軌(じょうき)を逸した方法で処刑してきた特異な人物-それが金正恩氏である。破滅的な人間は、往々にして自分の死を願うものであり、同時に“道連(づ)れ”を探すものでもある。その人間が核兵器を持ち、それを目的地に飛ばす力を持っているとしたら、どうだろうか。今なら起爆装置をはじめ、核弾頭ミサイルの完成には、まだいたっていないかもしれない。だが、1、2年後には、おそらく、全てが成就しているに違いない。
その核弾道ミサイルの射程内にあり、標的となっている日本の首相の国連演説には、そのことに対するリアリズムが満ちていた。東京が史上三番目の被爆都市になることだけは何としても避けなければならない。その決意と怒りが込められていた。
私たちはこのまま北朝鮮の核ミサイルの完成を待ち、「何千万人の犠牲者」が出るのを許すのか、あるいは、完成後の北朝鮮との国家間交渉で、日本は以後、北朝鮮の“貯金箱”となるのか、ということである。
しかし、この演説の全文を紹介したのは、産経1紙だけであり、多くは「解散の大義はあるのか」などと、愚(ぐ)にもつかない報道をするばかりだった。自らの生存の危機にすら気づかず、リアリズムを失った日本の新聞に「未来」はない。
◇
【プロフィル】門田隆将
かどた・りゅうしょう 昭和33年高知県出身。中央大法卒。作家・ジャーナリスト。最新刊は、『奇跡の歌 戦争と望郷とペギー葉山』。
(産経ニュース 2017.10.1 12:00)
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韓国をも含めた朝鮮半島の現在の情勢をブログ主も「国難」だと理解します。
北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が暗殺された事件はまだ記憶に新しいところですが、身内の処刑は今に始まったことではありません。
金正恩の叔父さんにあたり、当時、北朝鮮の事実上ナンバー2だった張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長と、その親族の話はご存じでしょうか?
消息筋によると、張氏の親族に対する処刑は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の指示により大々的に行われ、処刑の対象者には幼い子どもも含まれた。
張氏の姉と夫の全英鎮(チョン・ヨンジン)駐キューバ大使、おいの張勇哲(チャン・ヨンチョル)駐マレーシア大使と張大使の20代の息子2人は昨年12月初めに平壌で処刑された。全大使夫妻と張大使夫妻はいずれも銃殺された。このほか、張氏の2人の兄(いずれも故人)の息子や娘、孫に至るまで直系親族は全員処刑された。
(出典 Chosun Online | 朝鮮日報)
金正恩は、叔父・張成沢氏の処刑に先立って、張成沢氏の部下であった2人の男を銃殺したのですが、このやり方がひどく残忍だったと言われています。
銃殺台のすぐ側に張成沢氏を座らせて、2人の部下に向かって戦車に搭載するような重機関銃を連射しました。
弾丸の直径は20ミリもある機関銃なので、彼らの身体は一瞬で肉片となり、それが張成沢氏に降りかかり、張成沢氏は恐怖と嫌悪感で、その場で気絶したそうです。
そのあと、張成沢氏は処刑されました。
朝鮮日報は「現場を目撃した人の話によると、機関銃の銃弾が撃ち込まれた(張成沢氏の)遺体は原形をとどめないほど損傷した」「(その場に)居合わせた人に失神者が出るほど残酷だった」という消息筋の証言を紹介しています。
金正恩の残忍で常軌を逸した行動が数多伝えられ、日本の上空を北朝鮮のミサイルが飛ぶこの事態に及んでも、反日メディアの朝日新聞は9月30日付け朝刊の社説で、安倍首相が「国難」をあおっていると批判しています。
「国難」を強調しながら、臨時国会の審議をすべて吹き飛ばし、1カ月もの期間を選挙に費やす「政治空白」を招く。まさに本末転倒である。(朝日新聞)
では、衆議院が解散されず臨時国会が仮に審議に入ったとしましょう、野党側は解散前に「森友・加計疑惑」を引き続き追求していくと宣言していました。
結局、「もり・かけ」の不毛な議論に多くの時間が空費され、「忖度」「忖度」とバカの一つ覚えのようにメディアが情報操作を繰り返す…
「政治空白」を作っているのは野党ですよ。
また、本来なら、そんな空疎な議論に疑問を呈し、公正で正確な報道をするのがメディアの使命でしょうに、朝日などの左派系各紙は安倍政権打倒のためにこれを利用し、日々、紙面を費やしてきました。

【新聞に喝!】東京が被爆都市にならないための〝決死の演説〟に刮目…でも全文紹介は産経のみ
それは「生存」を賭(か)けた凄(すさ)まじい演説だった。
衆院の解散総選挙で、政界は政治家たちによる生き残りを賭けた闘いに突入している。しかし、新聞のあり方を考えさせられたのは、むしろその前に国連でくり広げられた熾烈(しれつ)な闘いに関する報道ではなかったか。
北朝鮮の領袖(りょうしゅう)、金正恩(キムジョンウン)氏を「ロケットマン」と呼び、13歳で拉致(らち)された横田めぐみさんに言及したトランプ大統領の演説の翌日、安倍晋三首相が国連総会でおこなった演説に、私は刮目(かつもく)した。まさに日本人が生き抜く、つまり「東京が第三の被爆都市にならないため」の決死の覚悟を示した演説だったからだ。
「不拡散体制は、史上最も確信的な破壊者によって深刻な打撃を受けようとしている」「対話とは、北朝鮮にとって我々(われわれ)を欺(あざむ)き、時間を稼ぐための最良の手段だった」「北朝鮮に全ての核・弾道ミサイル計画を完全な検証可能な方法で放棄させなくてはならない」「必要なのは行動。残された時間は多くない」
1994年から続く北朝鮮の核問題の経緯を時系列にわかりやすく説明した上で、首相はそう強調した。私はこの問題の根源を思い浮かべながら演説を聴いた。
日本人の多くは、もし、金正恩氏が核弾道ミサイルの発射ボタンを押せば、「報復攻撃によって自分自身が“死”を迎え、北朝鮮という国家が地上から消滅する。だからそんなことをするはずはない」と思っている。まともな人間なら、そう考えるのは当然だ。しかし、果たして相手は「まとも」なのだろうか。
叔父を虐殺し、実の兄を殺した可能性も濃厚で、気に入らない幹部や部下、そして多くの人民を常軌(じょうき)を逸した方法で処刑してきた特異な人物-それが金正恩氏である。破滅的な人間は、往々にして自分の死を願うものであり、同時に“道連(づ)れ”を探すものでもある。その人間が核兵器を持ち、それを目的地に飛ばす力を持っているとしたら、どうだろうか。今なら起爆装置をはじめ、核弾頭ミサイルの完成には、まだいたっていないかもしれない。だが、1、2年後には、おそらく、全てが成就しているに違いない。
その核弾道ミサイルの射程内にあり、標的となっている日本の首相の国連演説には、そのことに対するリアリズムが満ちていた。東京が史上三番目の被爆都市になることだけは何としても避けなければならない。その決意と怒りが込められていた。
私たちはこのまま北朝鮮の核ミサイルの完成を待ち、「何千万人の犠牲者」が出るのを許すのか、あるいは、完成後の北朝鮮との国家間交渉で、日本は以後、北朝鮮の“貯金箱”となるのか、ということである。
しかし、この演説の全文を紹介したのは、産経1紙だけであり、多くは「解散の大義はあるのか」などと、愚(ぐ)にもつかない報道をするばかりだった。自らの生存の危機にすら気づかず、リアリズムを失った日本の新聞に「未来」はない。
◇
【プロフィル】門田隆将
かどた・りゅうしょう 昭和33年高知県出身。中央大法卒。作家・ジャーナリスト。最新刊は、『奇跡の歌 戦争と望郷とペギー葉山』。
(産経ニュース 2017.10.1 12:00)
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