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中国・習近平が規制した漫画『進撃の巨人』、紙・電子書籍の累計が全世界で1億部突破!境遇重なる香港、そして日本!

2019/12/26
NYの巨大な壁にハンドペイントで描かれた超大型巨人
NYの巨大な壁にハンドペイントで描かれた超大型巨人

漫画『進撃の巨人』(諫山創さん作)の紙の単行本と電子書籍の累計部数が全世界で1億部を超えたと発表されました。
『進撃の巨人』は若き主人公エレンらが残虐非道な巨人と対決し、人類の自由を手に入れるために闘うダークファンタジー。テレビアニメにもなっており、米ハリウッドでの実写映画化も決まっているようですが、この作品が政治的に利用されるのを恐れた中国共産党指導部は2015年、「有害」な作品として配信を規制しました。

『進撃の巨人』の人類に自分たちの境遇を重ねる香港市民

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は巨大な「壁」を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの「平和」は壁を越える大巨人の出現により突如として崩れ去り、絶望の戦いが始まる――

『進撃の巨人』のストーリーに我が身を重ねたのが、民主化に揺れる香港市民たちです。
「壁」に囲まれた“鳥かご”の中で、束の間の自由を享受していたに過ぎない現実に否応なく直面させられ、主人公らに自身の境遇を重ねているようです。
実際、中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会は11月、香港の「高度な自治」や「独立した司法」は、あくまでも中国側が認めた範囲に限られる“鳥かごの中の自治”に過ぎないとする声明を発表しています。

1億部は国境や人種の壁を越えた数字

『進撃の巨人』は2009年に少年漫画誌「別冊少年マガジン」で連載を開始。世界21カ国で出版、約180カ国に配信され、英語やスペイン語、中国語などで展開されており、2019年12月現在、30巻まで発売されています。

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(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

ブログ主はテレビアニメでこの作品を見たのですが、中国に食い荒らされる「日本」の未来と重ね合わせていました。
ジャーナリストの福島香織氏は著書『孔子を捨てた国――現代中国残酷物語』の中で「この作品に関しては、『巨人が中国の暗喩で、壁が憲法九条の暗喩。憲法九条では平和が守れないという日本人の意識を示す右翼イデオロギー漫画ではないか』と中国人たちの間で話題になった」と紹介しています。
人類が守る「壁」が「憲法九条」とは考えも及びませんでしたが、なるほど言われてみれば、そういう解釈もできますね。

『進撃の巨人』の舞台は日本がモデル!?

中国出身の漫画家、孫向文(そんこうぶん)氏によれば、『進撃の巨人』の舞台は日本をモデルにしている可能性があるともいいます。
例えば、「作中設定で人類が住む壁に囲まれた地域の総面積は、日本の総面積にほぼ匹敵する」「登場キャラの『ミカサ』の名前が旧日本軍の戦艦の名前」「同じく登場人物の『ピクシス司令』のモデルが明治期の日本軍人・秋山好古であること」などを挙げています。

孫氏は「日刊サイゾー」への寄稿でこんな推測もしています。
「人類を取り囲み襲撃する巨人たちは、日本を取り囲む中国、アメリカ、ロシア、といった大国をイメージしているのかもしれません。日本はこれらの国々と比べると国土、軍事力ともにあまりに脆弱です。しかし、日清戦争や日露戦争時、当時の日本人は努力の末、自国より国土や人口がはるかに勝る相手に打ち勝ちました。日本人は巨大な敵にも果敢に立ち向かう勇気と力を持っており、本作においても、こうしたかつての戦前の日本を重ねているところもあるのかもしれません」

『進撃の巨人』 ピクシス司令
『進撃の巨人』 ピクシス司令

日本騎兵の父・秋山好古
日本騎兵の父・秋山好古

『ピクシス司令』のモデルとされる軍人・秋山好古(あきやまよしふる)は「坂の上の雲」の主人公の一人で、日露戦争では日本騎兵を率いてロシアのコサック騎兵と死闘を繰り広げました。日本騎兵の父と呼ばれ、連合艦隊先任参謀として日本海海戦の勝利に貢献したとされる秋山真之は実弟です。

また、ヒロイン格の『ミカサ』の名前の由来となったとされる「戦艦三笠」は、日露戦争では東郷平八郎司令長官が乗艦する連合艦隊の旗艦として大活躍しました。「公益財団法人 三笠保存会」ホームページにはこう記されています。

「明治38年5月27日、東郷平八郎大将率いる連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を対馬沖で迎撃し未曾有の勝利を収めた。ロシアは継戦意欲を失い、アメリカ大統領の仲介で米国ポーツマスにおいて日露講和条約が締結された」

神奈川県横須賀市の「戦艦三笠」
神奈川県横須賀市の「戦艦三笠」

日本海海戦の歴史的意義

「日露戦争の勝利により、我が国は独立を全うし国際的地位を高め、また、有色人種として蔑視され、抑圧、蹂躙されていたアジア・アラブ諸国に希望を与え、独立の気運を促進しました」

「当時16歳であったインドの独立運動家で後に首相となったネルー(ネール)は、日本の勝利に血が逆流するほど歓喜し、インド独立のため命を捧げる決意をしたと自伝で述べ、また、次のように子供に話したと伝えられています」

「アジアの一国である日本の勝利は、アジア全ての国々に大きな影響を与えた。たくさんのアジアの少年、少女、そして大人が同じ感激を経験した。ヨーロッパの一大強国は敗れた。だとすれば、アジアは昔、度々そういうことがあったように、今でもヨーロッパを打ち破ることもできるはずだ」

中国の革命運動の指導者であり「建国の父」と仰がれている孫文も、「これはアジア人の欧州人に対する最初の勝利であった。この日本の勝利は全アジアに影響を及ぼし、アジアの民族は極めて大きな希望を抱くに至った」

作品のテーマは「死への恐怖」であり、生きるもの全てが越えなければならない恐怖を表現しているといいます。
民主化を求めて中国共産党支配の恐怖と闘う香港の若者や市民が自分たちの境遇と作品の世界を重ね合わせていることはすでに述べました。では、日本はどうでしょう?
憲法九条があれば、日本の平和は担保される?冗談でしょう!
日本はあまりに「平和ボケ」が進みました。しっかりと現実を直視しないと、日本は本当に巨人(=中国共産党)に食い荒らされ、将来は中国の属国ですよ。

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