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石破茂「どこが善戦?」 自民党総裁選のメディア評価は本当に正しいのか

2018/09/22


自民党総裁選を終えてメディアは総じて「石破、善戦」と騒ぎ立てていますが、本当に「善戦」と言えるのでしょうか?

総裁選で安倍首相に敗れた石破茂元幹事長について、麻生太郎副総理兼財務相は自民党の麻生派の会合で「どこが善戦なんだ。(善戦と報じたメディアに)ぜひ聞かせてもらいたい」と疑問を投げかけました。

麻生氏の言い分は、こうです。
平成24年の総裁選の決選投票で石破氏は89票を獲得しましたが、石破氏が今回獲得した議員票は73票と16票も少ないものでした。
しかも、議員総数は24年当時より増えているので、「常識的に89が178ぐらいにならないとおかしい。(議員総数が)倍に増えているんだから」というわけです。

当時の議員票は198票、今回は405票です。
投票結果は安倍首相329票に対して、石破氏73票ですから、麻生氏の指摘するとおりであり、議員票だけを見れば、安倍首相の「圧勝」という結果でした。

では、党員・党友の投票に基づく地方票405票の方を見てみましょう。
24年の総裁選の第1回投票で石破氏は165票の地方票を獲得し、安倍首相の87票の2倍近い得票がありました。
「地方に強い石破」と言われるようになったのは、この時からのようですが、今回の地方票は石破氏が181票、安倍首相が224票と逆転しています。
6年前に2倍近くあった票差をひっくり返して、10ポイントの差をつけたわけです。
「モリカケ」「モリカケ」と連日、悪意あるメディアの攻撃に曝されてきたことを考えれば、安倍首相の方こそ大善戦というべきでしょう。
朝日・毎日・東京などの反日・左翼メディアに至っては安倍批判ならぬ「安倍潰し」に躍起となり、醜い報道を繰り広げてきました。
安倍首相でなければ、とっくに潰れていたのではないかと思います。
一方の石破氏はどうでしょう、TV、新聞などのメディアやパヨク、果ては野党勢力まで加わって援護してもらったのに、逆転を許した上に10ポイントも水をあけられたのです。

石破氏は生命線の地方票を掘り起こすため、2月から全国行脚を開始し、地方を重点的にまわってきました。
日々公務に追われる安倍首相と違って、石破氏は時間をたっぷりとかけて地方を回ることができました。
それでも足りないと思ったんでしょうか、それとも、よほど暇を持て余していたんでしょうか、47都道府県それぞれに向けたメッセージ動画まで公開しましたね。

石破氏について、政治ジャーナリストの安積明子氏がおもしろい分析をしています。

「今年2月には地縁のない大阪で講演会を開いて1000人も動員したのに、大阪の党員算定票は安倍首相が1万1813票で石破氏は7620票。石破氏が党幹事長時代に県知事選を采配した滋賀県でも、安倍首相が4056票で石破氏が2991票という結果で、安倍首相が勝っている」

「また石破氏は総裁選で農政重視、ローカルからの改革を訴えたにもかかわらず、農村地域で票がさほど伸びていない。安倍政権が進めるTPPに反感が強い北海道や、2016年の参議院選で自民党が負けた青森、岩手、宮城、福島などでも、党員算定票は石破氏は安倍首相に及ばなかった」

安積氏はこう結論づけています。
「石破氏は全体として一定以上の党員算定票は確保したものの、主張する政策を十分に地方に浸透させることができなかったのではないか。(“善戦”はしたが、)それが将来の勝利に必ずしも繋がるとは限らない。石破氏に立ちはだかる壁はなお厚いと感じざるを得なかった」

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さて、麻生氏が石破元幹事長の総裁選での得票をめぐって「どこが善戦なんだ」と発言したことを受けて、石破氏がさっそく噛みついたようです。
都内で記者団に「党員の45%が(自分を)支持したのはすごいことだ。『善戦ではない』というのは党員の気持ちとずれが起きているのではないか」

「すごいこと」と自分で言ってしまう神経もいかがなものかと思いますが、この反論の後半部分で石破氏は「すごいこと」を言ってのけます。

産経新聞によりますと、その部分はこうです。
「純粋に党のため日本のためを思ってくれる人が半数近くいる。現れた結果を冷静に謙虚に見る姿勢は常に問われることだ」

これって、言い方を変えると、「あとの半数は(不純で)党のため日本のためを思っていない」ということになります。
こういう発言が平気でできてしまうことこそ、石破氏本人の言葉を借りれば「党員の気持ちとずれが起きているのではないか」ということになるのではないでしょうか。

先ほどの安積氏も、この点について石破氏を痛烈に批判しています。

「選挙は結果が全てです。たとえ1票差でも負けは負け。「善戦」などと言わずに、敗因を冷静に考えるべきでしょう。自己満足ならそれこそ、「自分のための政治」に他なりません。とうてい勝利は望めませんし、望んではいけません」

「そもそも自分に票を入れてくれた人を『純粋に党のために日本のために考えている人』とするなら、自分に票を入れてくれない人はそうではないということなのでしょうか。そうした「奢り」を示すことこそ、次のチャンスを逃がしてしまいかねないことを、石破氏は理解しているのでしょうか」

たいていの人は同じことを思うでしょうね。
以下は、ネットでたくさんの賛同を得ているコメントです。

自分に投票してないやつは日本のためを思ってないと言いたいのかな?

「謙虚に、丁寧に」というスローガンとはやること言うことが全然違うんだよね
具体的なプランは無いけど人の意見はとにかく否定したい
なんか上に立つ器ではないなというイメージが固まっちゃったよね

冷静に、客観的に数字を見ても、
前回の方が善戦してたよね。

麻生の本意は、善戦だ善戦だと騒ぎ立てることで対する安倍側の力が弱ってるような印象操作をしてるマスコミに対する苛立ちだと思う。

朝日新聞はコメント欄を設けないで石破善戦の印象操作記事を総裁選直後に連続して幾つも出しているが、海外のメディアはどこも視点が正反対。石破氏が善戦したなどと書いている海外の新聞はなく、どこも投票の約70%を制してダブルスコアで安倍が勝利した数字を挙げる際に石破の名前を出しているだけ。そして、安倍晋三が桂太郎の2,886日を抜いて歴代最長の内閣総理大臣在職日数を達成することになるのを大きく報じ、安倍の勝因は、自民党内に確たるライバルが存在せず、安倍首相の経済政策が1990年代以来の経済悪化に終止符を打ったことが評価されたためだという見方をしている。インターネットの時代になって海外メディアと国内メディアの比較が容易になったことで、いかに朝日新聞が国内政治に関してズレた報道をしているかがよく分かるようになっている。

ズレてるのは石破さんとマスコミ。
安倍さんにダブルスコアで負けててさらに前回の総裁選より票を減らしてるのに善戦ってどーゆー理論?

素直に負けを認めればいいのに、
そもそも前回と比べて票も減らしているし惨敗でしょうが。

文句を垂れずに、私の力がなかったから信頼を得られずに敗戦したのは事実です。
善戦だろうが接戦だろうが負けは負けです。と潔く答えれば少しは株も上がるがこの人にはそんな度量はないことを又露呈してしまった。

石破氏は総裁選が終わっても安倍批判をしていた。
自分で終わったらノーサイドと言っていたのに、そういう所が批判を受ける。
完全に野党の方です。


自民党総裁選は、そのまま一国の首相を選ぶ選挙でもあるわけです(自民党総裁でも総理大臣になれなかった谷垣禎一氏と、売国政治家の河野洋平は例外ですが)。
日本の将来を真剣に考えれば、「こんな人(=石破氏)に負けるわけにはいかないんです」ということになりましょうか。

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