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【北方領土】プーチン政権に返還の意志なし 昭和天皇「日本国民はソ連(ロシア)に騙されないように」

2019/09/07
北方四島

ロシア極東のウラジオストクで5日、安倍首相とプーチン大統領が会談しましたが、北方領土問題の解決に繋がるような進展は今回もありませんでした。
安倍首相とプーチンの会合は27回と回を重ねていますが、北方領土返還どころか、四島はロシアに実効支配されたまま逆に日本から遠ざかって行くかのような印象を受けます。

北方四島は日本固有の領土、当時の島民は日本人1万7千人

北方四島は日本固有の領土です。
第二次世界大戦末期の1945年8月9日、ソ連は当時まだ有効だった「日ソ中立条約」に違反して対日参戦し、日本が「ポツダム宣言」を受諾した直後の同年8月28日から9月5日に北方四島すべてを占領しました。
当時、四島にはソ連人は一人もおらず、日本人は四島全体で約1万7千人が住んでいましたが、ソ連は1946年に四島を一方的に自国領に「編入」し、1948年までにすべての日本人を強制退去させました。
それ以降、今日に至るまで、ソ連(現ロシア)により、法的根拠のない形で占拠が続いています。

昭和天皇「ソ連は何をするかわからない」「国民が騙されては大変」

初代宮内庁長官の田島道治が昭和天皇との対話を詳細に書き残した「拝謁記」に、昭和天皇がソ連(ロシア)について、こんなお言葉を述べられています。

「歴史の証明するところでは、ソ連といふ国は何をするかわからない 一年中立不可侵条約があつたにもかゝはらず 日本が仲裁を頼んであつたにもかゝはらず宣戦して来るといふ国だ」と語り、さらにソ連は「自国発展の為には手段を撰ばない国柄だ」(昭和27年4月9日)

「英国は成長した国で老巧であるが然(しか)しこれは実力が落ちた。そこへ行くとソ連は米国より上手だ。その上手のソ連が朝鮮が変ニなると出て来る。中共ならばまだいヽが ソ連と直接境を接するやうな関係ニなると日本は余程しつかりしないといけない」(昭和28年6月24日)

昭和天皇のこれらのお言葉は、日本を共産陣営へ引き込もうとするソ連への警戒感を強く滲ませたものですが、ソ連を油断ならない国、警戒すべき国と見ていたことは間違いありません。

ソ連の狡猾さについて、昭和天皇はこうも語られたといいます。

「ソ連の平和を口ニして侵略的の実行をするのはどうも戒心を要する 其表面の言葉ニつられて国民がだまくらかされてハ大変だ」

日本国民がソ連の甘い言葉にくれぐれも騙されないようにと、今の時代にも通じる心配をされています。

島を返さないロシアへの経済協力は本当に必要か?

プーチンは会談に先立ち、色丹島で行われた水産加工工場の稼働を祝う式典にビデオ中継映像ながら参加する、非常識な行動に出ました。
北方四島ではこの水産加工場に限らず、経済特区の範囲を拡大して企業進出や移住を加速させており、観光や海産物加工、船舶修理、建設などの事業へ投資するなどして地域開発を着々と進めています。

また、安全保障の面でもロシアは2018年に択捉島と国後島に新型の地対艦ミサイルをそれぞれ配備し、北方領土を含む島々にレーダー基地を新たに設置するなどしてロシア軍の強化を図っています。

ロシアとの交渉を巡っては、以前から「経済だけを食い逃げされている」との指摘があります。
北方四島の元島民らの航空機による墓参は今後も継続を望みますが、ロシアだけを利するような経済協力や共同開発はすべきではないと考えます。

プーチンの式典への映像参加の件で、産経新聞の「主張」欄は「日本と安倍首相を虚仮(こけ)にする行動をとった」とし、「安倍首相は首脳会談など開かず、さっさと帰国した方がよかった」とまで言い切っています。
韓国との関係が見直されているように、日本もロシアとの関係や対露戦略を見直す時期に来たのかもしれません。

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