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大坂なおみ選手の帰国会見 テニスに無関係の低レベルなマスコミの質問にSNS上で疑問噴出!

2018/09/13

帰国した大坂なおみ選手

日本のマスコミの報道姿勢や劣化はこのところずっと指摘されていることですが、帰国した大坂なおみ選手の記者会見はまさに問題の多い日本のマスコミを象徴するような低レベルな質問が多く見られました。

大坂なおみ帰国会見、テニスに無関係の質問にSNS上で疑問噴出

テニスの全米オープン(OP)で4大大会シングルスの日本勢初優勝を果たし、女子の世界ランキングで自己最高7位に浮上した大坂なおみ(20)=日清食品=が13日、横浜市内で記者会見を行った。

会見では、「インスタグラムにどんな写真を載せたいか」「大事にしている日本語」「日本語をどう学んでいるのか」「海外の報道で古い日本人像を考え直すきっかけになっているとあるんですが、ご自身のアイデンティティを含めてどのように受け止めているか」などの質問があった。

こうした質問にSNS上では…

「大坂なおみさんの記者会見でテニスと無関係の質問をする記者が多いなあ。将棋の藤井さんに対してもそうだけど、日本のマスコミのダメさを一番ハッキリと痛感するのが記者会見だよ。なんでこういう知識のない人間を記者として送り込むのか。メディア各社の意識が低過ぎる」。

「大坂なおみの会見、マスコミの質問の質があまりにも低すぎて、いたたまれない気持ちになる」。

「大坂なおみ選手のインタビュー見ているが、ここまでの日本のマスコミの質問のレベルの低さに恥ずかしくなり、大坂選手に申し訳ない気持ちで一杯になった。セリーナとの歴史的な試合に誰もひと言も触れない。情けない。ワイドショーばかりで専門誌のライターなどはいなかった?大坂選手に失礼」。

「記者たちの質問が酷すぎる…国籍とかアイデンティティだとか日本語勉強法だとかそんなことよりテニスのこと聞けよ…失礼すぎるわ…」。
「大坂なおみ選手に「日本語で大切にしている、好きな言葉は?」という質問必要?」など疑問の声があがっていた。

スポーツ報知 https://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20180913-OHT1T50074.html

以下は、ネットの声です。

確かに酷くて、情けない会見でした。
他のスポーツでもそうですが、競技に関係した質問の後別の質問するのならマシですが、アスリートとアイドルとの対応が同じで、見ていて恥ずかしい!
各社の担当者はもっと勉強すべきでは?
外国記者とは雲泥の差です!

あまりにつまらない質問ばかり…
「ワタシに聞きたいことがあまり無いのかな(実は興味がないのかな)?」と同じ立場なら感じてしまうと思う。

テニスやってる小学生の方が間違いなく有益な質問するよ。

ほんとに、くだらない質問多かった。
インスタの写真なんて、あとで見ろよと思ったし。うけねらいして、どうするんだよ。
多分、挙手してから当てられて、会社名、名前を言っていたと思いますが、次の人が話し出すまでに間がありすぎ。
大事な時間で、眠い中、きてくれているんだから。

会見を凄く楽しみにしていたのに、まあ下らないお決まりの質問ばかり。
海外の要人がきても、俳優やアーティストがきても、アスリートにも同じ質問。

ワイドショーのレポーターは排除でスポーツ関係の記者でお願いしたい
所詮ワイドショーのレポーターは面白がってるだけ

スポーツだけじゃなく、海外の映画俳優、女優、監督とかの来日会見やインタビューで、映画の内容や演技にほとんど触れず、
「好きな異性のタイプは?」
「日本の男性/女性をどう思う?」
「日本で何が食べたい?遊びに行きたい場所は?」
「覚えた日本語は?」
みたいな質問ばかりしたり、番組のポーズ取らせたり、番組の出演タレントの名前呼ばせたり、カタコトの日本語喋らせたり、恥ずかしいからやめて…
と思うのと同じ事をアスリートにまでしている…

本当に日本のマスコミってくだらない。

私もインタビューを見ていたが、あまりにも質問がお粗末だった。
テニスに関係ないことは元より、似たような質問も重なる。
質問するマスコミは、もっと専門的な質問内容を事前に検討してほしい。
全体的に専門的な質問が出揃った後に、一つ二つのフランクな質問があっても構わないが。
ただし、今回はセリーナのブチ切れが、決勝戦や表彰式を台なしにした経緯もあるので、大阪選手の感情も忖度して、そこを日本のマスコミがズケズケと突き回さなかったことは評価したい。
アメリカでの記者会見では、そこをほじくり返して大阪選手に涙を浮かばせていたから。

そういうマスコミに育てられたから視聴者が幼稚になり
今テレビを見てる層の大半だからね

セリーナとの試合はどうだったか、なぜ勝てたと思うのか、今年と昨年までの違いは?
勿論ニュースなどで知っているが、そう言うことを本人の口から改めて話して貰える質問をして欲しかった。
マスコミの低レベルさが目立つ。

どんなにしょうもない質問にも笑顔で礼儀正しく応えてくれていた姿に純粋で素直な彼女の人間性をみた。
彼女に日本人としてのアイデンティティを問うた記者は自らを省みる必要があると思う。
恥ずべき愚問だった。
今後、記者会見をする場合はワイドショーのリポーターやテレビ局のアナウンサーの質問は会見のいちばん最後にするように調整してほしい。


ブログ主も20分ほど会見を見たのですが、決勝やテニスに関する質問は少なく、同じような要求を繰り返して大坂選手を少し呆れさせる場面もありました。

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ちょっと呆れ気味な表情を見せる大坂選手(帰国会見のテレビ中継より)

テニスについての質問が少なかったためか、「私の試合について聞いていたんですよね?」と通訳に質問内容を確認する場面もありましたし(実は試合ではなく、試合後のことについての質問でした)。

スポーツ新聞の記事なら少しはマシかと思ってネットで確認したのですが、日刊スポーツは軽薄な質問ばかりをあえて選んだのかと思うようなアホ記事、スポニチは大坂選手の回答の真意とはちょっと違うズレた見出しを掲げていました。
今回のブログで取り上げた「テニスに無関係の質問に疑問噴出」は、スポーツ報知の記事です。

おもしろいなと思ったのは、アホ丸出しの日刊スポーツは朝日新聞系、違うんだよなのスポニチは毎日新聞系、会見に疑問を投げかけるネットの声を取り上げたスポーツ報知は読売新聞系だったことです。
日刊スポーツは全国で4社から発行されているのですが、沖縄で印刷・発行委託されているのは、あの悪名高い沖縄タイムス社です。

なんとわかりやすい縮図でしょうか、これはもう笑うしかありませんね。

人気者の大坂選手ですから、これからますますマスコミの取材攻勢が激しくなると思います。
低レベルな日本のマスコミのせいで大坂選手が日本嫌いにならないことを祈るばかりです。

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【全米テニス】「大坂選手にしたことは恥ずべきことだ」 米メディアがセリーナや観客、大会関係者を酷評

2018/09/11
全米オープンテニスの女子シングルス表彰式でブーイングに涙する優勝者の大坂なおみ。右は準優勝のセリーナ・ウィリアムズ(ロイター)
全米オープンテニスの女子シングルス表彰式でブーイングに涙する優勝者の大坂なおみ選手。右は準優勝のセリーナ・ウィリアムズ(ロイター)

米国が自国の選手に期待を寄せることは当たり前だとしても、全米オープン女子テニスの決勝と表彰式には後味の悪さが残りました。
完全アウェーの中で勝利した大坂なおみ選手をただただ称えてあげたい気持ちになったのも日本人ということはもちろんありますが、その異様な雰囲気に押し潰されることなく「我慢」を重ねて闘った姿や、彼女の素直で愛らしい人柄に大いに好感を持ったからです。
表彰式の涙のインタビューなんて見ていて本当に可哀想でした。

米国のスポーツマンシップも地に落ちたものだとガッカリしていたのですが、翌日の米国メディアには意外にも胸がすく論調のものが多かったようです。

「大坂選手にしたことは恥ずべきことだ」

米ニューヨークで8日行われたテニスの全米オープン女子シングルスで大坂なおみ選手が優勝した試合について、米メディアは9日、対戦相手のセリーナ・ウィリアムズ選手の主審に対する抗議や、それを甘受した観客や大会関係者を酷評し「全米テニスが大坂選手にしたことは恥ずべきことだ」などと批判する記事を一斉に掲載した。

9日付の大衆紙ニューヨーク・ポストは作家モーリーン・キャラハン氏の論評を掲載。表彰式で観客が大坂選手にブーイングし、全米テニス協会の会長が「私たちが求めた結末ではなかった」「セリーナは王者の中の王者」と述べるなど、勝者を侮辱するような対応をしたと指摘した。

ウィリアムズ選手も大坂選手をきちんとたたえなかったなどとし「これほどスポーツマンシップに反する出来事は記憶にない」とこき下ろした。一方で「キャリアが始まったばかりの若い大坂選手は、コートの内外で闘志や決意、成熟ぶりを示した」と称賛した。

同紙の別の記事は、「ウィリアムズの自己崩壊」と表現。表彰式で泣き続けた大坂選手にとって「覇者として純粋な喜びの瞬間であるべきだった」と指摘した。

ニューヨーク・デーリーニューズ紙も「セリーナのラケット(破壊行為)が大坂を祝福すべき時を奪った」との記事で、主審に謝罪を迫ったウィリアムズ選手に対し「謝罪を受けるに値するのは大坂だ」と断罪した。(共同)

Zakzak by 夕刊フジ https://www.zakzak.co.jp/spo/news/180910/spo1809100013-n1.html

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「日本の文化がすべて好き」という大坂なおみ選手のプロフィール(産経新聞より)

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【全米テニス】大阪人もびっくり!
大阪出身の大坂なおみ快挙に祝福の声「東京五輪で金メダルを」


女子テニスの大坂なおみ(20)が8日、ニューヨークで行われた全米オープンのシングルスで初優勝し、日本勢初の四大大会を制覇したことに、ゆかりのある大阪からも喜びと祝福の声が次々と上がった。

大坂は日本人の母親とハイチ系アメリカ人の父親を持ち、大阪市出身。3歳のときにアメリカへ渡り、現在はフロリダを拠点に活動している。

学生時代にテニス経験があるという東大阪市の会社員、知田剛さん(35)は「善戦してくれればと思っていたが、まさか初めての決勝で元世界女王を破るとは。20歳なのに精神力がすごい」と絶賛した。

ニュース速報で優勝を知ったという大阪市東住吉区の大学生、吉本智奈美さん(21)は「出身が大阪とは知らなかった」と驚いた様子。同区の同級生、多田康生さん(21)は「一気に親近感がわいた。ぜひ大阪に来て試合を見せてほしい」と笑顔で話した。

大阪市浪速区の主婦、金沢由貴子さん(66)は「大坂という名字だから気にはなっていた」といい、「若いからもっと成長できるはず。東京五輪でも活躍してほしい」とエールを送った。

ツイッターでは、「おめでとうございます」(松井一郎大阪府知事)、「大坂さん、すごい!日本人初、グランドスラム優勝おめでとうございます!!大坂さんは、大阪府大阪市出身で、北海道にもゆかりがあります。元気づけられます」(吉村洋文市長)などのメッセージも寄せられた。

産経ニュース https://www.sankei.com/west/news/180909/wst1809090023-n1.html

日本ブランド「コム デ ギャルソン」のドレスで優勝トロフィーを掲げる大坂選手
大坂選手が晴れの舞台(ロックフェラーセンターのフォトセッション)に選んだのは日本ブランド「コム デ ギャルソン」のドレス。

【全米テニス】大坂なおみの偉業に「カリブの島国」も熱狂
父の出身地「誕生日はハイチでお祝いを」「国民の誇りだ」。


テニスの全米オープン女子シングルスで大坂なおみ選手(20)=日清食品=が日本女子で初優勝したことについて、大坂選手の父親の出身地、カリブ海の島国ハイチでも偉業をたたえる声が広がった。

中南米の最貧国とあってテニス選手の人口は少ないが、ゆかりのある大坂選手の活躍は地元メディアが連日大きく報じ、試合も生中継された。

岡山大に留学経験のある首都ポルトープランスの歯科医、マック・ケビン・フレデリックさん(45)は「大坂選手の10月の誕生日にはぜひ、ハイチに来てもらい皆でお祝いしたい」と話した。

ハイチ出身で隣国キューバ在住のイラリオ・バティスタ・フェリクスさん(63)は「大国だけではなく小さな国々の人たちにも勝利の血が流れていることを証明した」と喜んだ。(共同)

産経ニュース https://www.sankei.com/sports/news/180909/spo1809090019-n1.html

大坂選手は現在、日本と米国の二重国籍ですが、テニス選手としては日本を選択して、つまりは「JAPAN」を背負って試合をしています。
ハイチ出身のイラリオさんが言った「大国だけではなく小さな国々の人たちにも勝利の血が流れていることを証明した」という言葉は胸に沁みます。
敬愛すべき人と同じ血が流れているだけで誇らしく嬉しいわけです。

拙ブログでも二重国籍や帰化した人を取り上げたりしますが、その対象はこれまで日本のためにならない特別な人たちだけでした(例を挙げれば、蓮舫氏、福山哲郎氏、白眞勲氏…あれ?立憲民主党の議員センセイばかりですね、笑)
左がかったみなさんはすぐ「差別だ」「レイシストだ」などと中指を立てて発狂しますが、日本を貶めたり、国益を損なう言動が見られる特定のみなさんに対する批判であって、日本に愛を感じている人、日本が本当に好きな人をその一点のみで批判するわけがありません。

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日本人史上初の偉業 大坂なおみ、全米オープンテニスの女子シングルスで優勝! 「困難な時にあって、日本中に元気と感動をありがとう」と安倍首相

2018/09/09
全米オープンテニスの女子シングルスで初制覇を果たした大坂なおみ選手(ロイター)

テニスの全米オープン女子シングルス決勝で8日(日本時間9日)、大坂なおみ選手(20)=日清食品=がセリーナ・ウィリアムズ(36=米国)に6―2、6―4のストレート勝ちを収め、日本選手初の四大大会制覇を果たしました。
喜ばしいことですね。
大坂なおみ選手、おめでとうございます!

安倍晋三首相も自身のツイッターで「全米オープンの優勝、おめでとうございます。四大大会で日本選手初のチャンピオン」と大坂選手の偉業を讃えるとともに、最大震度7を観測した北海道の大地震を踏まえて「この困難な時にあって、日本中に、元気と感動をありがとう」と感謝の言葉を述べました。

安倍晋三首相も自身のツイッターで大坂なおみ選手に賛辞。

天真爛漫な大坂選手の試合後のインタビューは常に観客の笑いを誘い、BNPパリバ・オープンでツアー初優勝を飾ったときのナオミ語録「これは、おそらく史上最悪の受賞スピーチになりそうです」が全米で絶大な人気を博したのも記憶に新しいところです。
今回の全米オープンでも大坂選手の爆笑インタビューや可愛らしい発言がファンを魅了していたようです。

試合後、おなじみの珍問答が話題
「最高のインタビューをする数少ないプロ選手」


テニスの全米オープンは6日(日本時間7日)、女子シングルス準決勝で世界ランク19位の大坂なおみ(日清食品)が同14位で前年準優勝のマディソン・キーズ(米国)に6-2、6-4のストレート勝ち。試合後は決勝で対戦する女王セリーナ・ウィリアムズ(米国)に対し「アイ・ラブ・ユー」と発言するなど、爆笑インタビューを展開。米国で「Naomi Osaka」がツイッターでトレンド入りするなど、世界中のファンに「なんて可愛いらしいの」と笑いを誘っている。

米ツイッターでトレンド入り「オオサカには爆笑だよ」

「ナオミ・オオサカは凄すぎる! 最高のインタビューをしてくれる数少ないプロアスリート」

「ワオ、私も愛しているわ」

「なんて魅力的なの。結果がどうなろうと、彼女とセレーナも最高のプレーを見せてくれると祈っているわ」

「彼女は最高じゃないか」

「オオサカには爆笑だよ。決勝の相手への一言で、セリーナに愛していると言うなんて!」

「最高に可愛らしい」

「なんて可愛らしいの」


ツイッター上では、このように大反響を呼び、「Naomi Osaka」が米国でトレンド入りする事態に。

「オー・マイ・ゴッド。ナオミ・オオサカはあまりにキュート! まだ20歳なのに全米決勝でセリーナと戦おうとしている。試合後のインタビューは本当に可愛らしくて真剣… 彼女に土曜日、本当に勝ってもらいたいわ」と熱烈なエールも届いていた。

THE ANSWER https://the-ans.jp/news/36027/

決勝前にはこんなほほえましいニュースも伝えられていたのですが…

【全米テニス】大坂なおみの優勝にブーイング
20歳の新女王が涙の謝罪「こんな終わり方ですみません」


 【ニューヨーク=上塚真由】テニスの全米オープン女子シングルス決勝で8日(日本時間9日)、元世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=を6-2、6-4のストレートで破り日本選手として初優勝を飾った大坂なおみ(20)=日清食品=に、客席からブーイングが浴びせられた。

「子供の頃から決勝でセリーナと戦うことを夢見てきた。でも負けるような夢は見ていない」。そう語っていた大坂は、日本選手初の四大大会制覇の偉業を成し遂げると、憧れのS・ウィリアムズから抱きしめられ祝福された。母親やコーチが見守る客席に駆け寄った。コートサイドのベンチに戻ると、しばらく頭からタオルを被って優勝の喜びをかみ締めた。

しかし、試合は客席からのコーチング(指導)の疑いで警告を受けたS・ウィリアムズが、主審を「嘘つき! 謝れ!」などと罵るなど荒れた展開となっていた。表彰式が始まると、S・ウィリアムズの出産後初の全米制覇を期待していた客席からブーイングが起こった。

大坂の目から涙がこぼれ落ちた。S・ウィリアムズに肩を抱かれても表情は硬いまま。偉業達成の感想を問われた優勝インタビューでも涙をこぼし、異例の言葉を口にした。

「ちょっと質問じゃないことを語ります。みんな彼女(S・ウィリアムズ)を応援していたのを知っている。こんな終わり方ですみません。ただ試合をを見てくれてありがとうございます。本当にありがとう」

そして、S・ウィリアムズにお辞儀をして「プレーしてくれてありがとう」。プレー中とは正反対の弱々しい大坂の姿に、ブーイングを浴びせていた客席が一瞬、固まった。

産経ニュース https://www.sankei.com/sports/news/180909/spo1809090007-n1.html

愛されキャラの大坂選手に「観客からブーイング」と伝え聞いて、ブログ主は「え、ええっ?何で?」という疑問から何とも腑に落ちない、複雑な気持ちになりました。

試合の流れはというと…

第1セット 大坂が先にブレークに成功→セリーナにサーブミス目立つ→第5ゲームでもブレーク成功→大坂が第1セットを6―2で先取

第2セット 第4ゲームでセリーナが初ブレーク→第5ゲームで大坂がすぐブレークバック→自分のプレーに納得がいかないセリーナは苛立ち紛れにラケットを地面に叩きつけて破壊→第7ゲームで大坂がブレーク奪取→審判に激しく抗議を繰り返すセリーヌ→3度目の警告を受け、大坂に1ゲーム与えられる→6-4で第2セットも連取

会場は異様な雰囲気に包まれていたようですが、自ら崩れていったセリーナに対して、大坂選手は表情一つ変えずに冷静なプレーを続けて勝利を収めました。

主審に猛抗議するセリーナ・ウィリアムズ=ニューヨーク(ロイター)
主審に猛抗議するセリーナ・ウィリアムズ=ニューヨーク(ロイター)

完全アウェーとも言える雰囲気の中で、冷静さを失わなかった大坂選手の精神力の強さには脱帽です。
表彰式でセリーナ選手に「プレーをしてくれてありがとう」とお辞儀をした謙虚な姿勢にも日本人の善き姿を見た気がします。
「こんな終わり方ですみません」と言ってしまうところもまた、良くも悪くも、まんま日本人ですよ。

大坂選手はハイチ出身の父、レオナルドさんの手ほどきで選手として成長したようですが、お父さんが「テニス選手としての国籍」を「日本」にしてくれていたことには大いに感謝ですね。
米国のメディアは冷静に試合を分析しているようです。

米メディア、大坂なおみV速報
関心の的はS・ウィリアムズの抗議「永久に記憶される」「けちがついた」


APは「この試合はウィリアムズが主審と衝突し謝罪を求めたことで永久に記憶されるだろう」と指摘。しかし「ウィリアムズにとって最大の問題は、日本人初の四大大会勝者となった20歳の若い大坂に敗北したことだ」と解説した。

有力紙ニューヨーク・タイムズ電子版は「主審とのやりとりで試合にけちがついた」としながらも、「大坂はサーブでウィリアムズを圧倒した」とたたえた。

CNNテレビのコメンテーターは、本来は出産後のウィリアムズ復帰を祝う大会だったが「素晴らしい大坂のプレーをみなでたたえるべきだ」と述べ、混乱よりも、若いスターの誕生として今大会を記憶すべきだと主張した。(共同)


全米オープンテニスの女子シングルス表彰式で優勝トロフィーにキスをする大坂なおみ選手=ニューヨーク(AP)
全米オープンの表彰式で優勝トロフィーにキスをする大坂なおみ選手=ニューヨーク(AP)

優勝トロフィーを掲げる大坂なおみ選手=ニューヨーク(USA TODAY Sports・ロイター)
優勝トロフィーを掲げる大坂なおみ選手=ニューヨーク(USA TODAY Sports・ロイター)

全米制覇の大坂なおみ、今一番したいこと「抹茶アイスクリーム食べたい!」

大坂が今季から師事するドイツ人のサーシャ・バイン氏(33)は、かつてS・ウィリアムズの練習パートナーを務めていた。「スロー・スターター」という情報を含め、S・ウィリアムズ対策は頭に入っていた。

この試合、特筆すべきは大坂の精神力だった。これまでの大坂は、一つのプレーをきっかけに大崩れすることもあった。試合中に涙を流すこともあった。

「会場に入る前の時点でアウエーということは分かっていた。それを考えるよりも、彼女(S・ウィリアムズ)とこの大舞台で戦うことは光栄だ、名誉なことだと言い聞かせていた」

サーシャ・バインコーチと抱擁する大坂選手
サーシャ・バインコーチと抱擁する大坂選手

警告を受けて冷静さを失ったS・ウィリアムズとは対照的に、抗議で試合が中断する間も、明らかにS・ウィリアムズびいきの歓声の中でも平常心を保ち続けた。優勝を決めた試合後も「習慣」通りにバナナをパクっ。エネルギーバーも口に入れた。

「目標は変わらず、今までも勝ちにいっていた。次のグランドスラム(四大大会)も優勝を狙いたい」
「我慢」のプレーで頂点に立った大坂には、もう一つ我慢していたことがあった。今一番したいことを聞かれると、日本語で「抹茶アイスクリーム食べたい!」。

2週間の大会中我慢していた好物が、自分へのご褒美だ。

産経ニュース https://www.sankei.com/sports/news/180909/spo1809090014-n1.html

いいですね、抹茶アイスクリームですか(笑)

自戒を込めて言うのですが、日本には今、「我慢」ができない人が増えています(日本人のような顔や「ふり」をしていても、心が日本人じゃない方々には最初から期待していませんが)。
日本人の美徳とされてきた精神が失われていく背景には、日本人としての誇りを持ちにくくするような歪められた歴史がまかり通っていることもあるでしょう。

歴史云々についてはここでは置いておきますが、こんなに若くて素晴らしい選手がいることを日本人として大いに誇っていいと思います。
とくに若い皆さんに刺激と自信を与えてくれたものと思います。
弱冠20歳でこんな大きな大会を制した大坂選手…この先が本当に楽しみですね。

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